バランス調整報告書: 春がもたらす変化

March 21

4 月アップデートでは、様々な艦艇に新たなバランス調整が実施されます。特にイタリア駆逐艦と高 Tier のフランス大型巡洋艦に焦点が当てられています。他にも、現在の状況に応じて、多くの独立した艦艇にも変更が実施されています。さらに Tier VIII の一部の艦艇のエコノミーへの小規模な変更や、複数のマップにおける出撃地点の変更なども含まれます。それでは、さっそく今回のアップデートでの変更内容をご紹介いたしましょう。

艦艇の変更点

Resistance

「Resitance」は Tier VI において立ち位置を見つけようとしていましたが、それには助けが必要でした。そこで、AP 弾と抗堪性の向上が実施されています。

主砲 AP 弾ダメージを 11,350 から 12,000 に上昇
艦艇 HP を 55,200 から 59,000 に増加
- 艦首の HP を 2,800 から 3,000 に増加
- 船体の HP を 41,400 から 44,300 に増加
- 弾薬庫の HP を 27,600 から 29,500 に増加
- 操舵装置の HP を 16,600 から 17,700 に増加
- 上部構造の HP を 4,000 から 4,200 に増加
- 砲郭の HP を 8,700 から 9,300 に増加
- 機関 HP を 55,200 から 59,000 に増加

Hawke

防郭の脆弱性と他の多くの戦艦より長い装填時間により、「Hawke」はプレイの快適性に欠け、パフォーマンスもふるいませんでした。これに対処するため、今回のアップデートで装填時間を大きく短縮することが決定されました。

初期主砲の装填時間を 34 秒から 31 秒に短縮
アップグレード済み主砲の装填時間を 31 秒から 28 秒に短縮

Saint Louis

「Saint Louis」は、ダメージ能力にのみ焦点を合わせた超攻撃特化の艦艇の 1 隻となることを意図してデザインされています。しかし、本艦の競争力は物足りないものであり、抗堪性と装填の改善が実施されることになりました。

初期主砲の装填時間を 10 秒から 9 秒に短縮
アップグレード済み主砲の装填時間を 8.5 秒から 7.5 秒に短縮
初期船体の合計 HP を 38,800 から 40,000 に増加
- 初期船体の艦首 HP を 2,900 から 3,000 に増加
- 初期船体の船尾 HP を 2,900 から 3,000 に増加
- 初期船体の HP を 29,100 から 30,000 に増加
- 初期船体の弾薬庫 HP を 19,400 から 20,000 に増加
- 初期船体の操舵装置 HP を 11,600 から 12,000 に増加
- 初期船体の上部構造 HP を 3,000 から 3,100 に増加
- 初期船体の砲郭 HP を 2,900 から 3,000 に増加
アップグレード済み船体の合計 HP を 40,900 から 44,000 に増加
- アップグレード済み船体の艦首 HP を 3,000 から 3,300 に増加
- アップグレード済み船体の船尾 HP を 3,000 から 3,300 に増加
- アップグレード済み船体の HP を 30,700 から 33,000 に増加
- アップグレード済み船体の弾薬庫 HP を 19,400 から 22,000 に増加
- アップグレード済み船体の操舵装置 HP を 12,300 から 13,200 に増加
- アップグレード済み船体の上部構造 HP を 3,200 から 3,400 に増加
- アップグレード済み船体の砲郭 HP を 3,000 から 3,300 に増加
- アップグレード済み船体の機関 HP を 40,900 から 44,000 に増加

Alaska

最近実施された強化以来、「Alaska」は時にあまりにも頑丈すぎることがありました。そのため、ダメージ飽和の効果を減らすことで、マッチ全体で「Alaska」にダメージを与えやすくしています。いくつかの区画の HP が上がっており、艦艇の区画へのダメージが飽和するまでに必要となるダメージ量が増えています。これにより、艦艇の抗堪性が実質的に低下しています。また、装填時間もわずかに長くなっています。

主砲の装填時間を 18 秒から 20 秒に延長
艦首、船尾、砲郭、上部構造の HP が増加。これにより、区画のダメージ飽和が起こるまでの艦艇が受けるダメージが増加している
- 艦首の HP を 3,500 から 5,000 に増加
- 砲郭の HP を 6,900 から 10,000 に増加
- 上部構造の HP を 3,700 から 5,000 に増加
- 船尾の HP を 4,200 から 6,000 に増加

Stalingrad

「Stalingrad」も「Alaska」と同じ状況にあったため、抗堪性に似たようなナーフが実施されています。HP とダメージ飽和の変更は、より予想しやすい結果をもたらすため、我々は装甲に手を加えるよりも、ダメージ飽和を介してのナーフを行うことが望ましいと考えています。

艦首、船尾、砲郭、上部構造の HP が増加。これにより、区画のダメージ飽和が起こるまでの艦艇が受けるダメージが増加している
- 艦首の HP を 4,900 から 9,800 に増加
- 砲郭の HP を 5,300 から 10,600 に増加
- 上部構造の HP を 5,800 から 11,600 に増加
- 船尾の HP を 5,800 から 11,600 に増加

Cherbourg

フランス大型巡洋艦をプレイする人がまず気づく短所は、その長い装填時間です。そのため、「Cherbourg」の発射速度をわずかに向上させることでこれに対処します。本艦は、他のほとんどの Tier VII 巡洋艦と比較して、わずかにパフォーマンス面で劣っているだけであるため、大きな変更は実施されていません。

主砲装填時間を 29 秒から 28 秒に短縮

Brest

Tier VIII において、フランス大型巡洋艦のプレイスタイルはさらに難しいものとなっているため、「Brest」の装填時間の短縮は、「Cherbourg」のものより大きくなっています。

主砲装填時間を 28 秒から 26 秒に短縮

Leone

「Leone」は、船体において極めて高いポテンシャルを持つ駆逐艦の 1 隻です。Tier V の駆逐艦で 8 門の砲を備えていることは特筆すべき点です。しかし、本艦は門数が多い代わりに、他の駆逐艦と比較して発射速度で大きく劣っていました。これは本艦のユニークな特性を明らかに損なっていました。これに対処するため、発射速度を大きく向上させることが決定されました。

主砲装填時間を 9.5 秒から 8 秒に短縮

イタリア技術ツリー駆逐艦

Tier VI 以上のイタリア駆逐艦は、砲戦活躍しづらくなっており、さらに魚雷を用いた戦闘を行うような設計にもなっていません。そこで SAP 弾を備えるこれらの砲重視の駆逐艦の装填を改善することで、ギャップを埋める試みが実施されています。

Luca Tarigo
- 主砲装填時間を 6.5 秒から 5.5 秒に短縮

Vittorio Cuniberti
- 主砲装填時間を 6.0 秒から 5.5 秒に短縮
Adriatico
- 主砲装填時間を 5.7 秒から 4.5 秒に短縮

エコノミーの変更

いくつかの Tier VIII 艦艇のクレジットエコノミーに小規模の変更を加えることで、それらの艦艇が同じくらいのクレジットと EXP を獲得するようにしました。

クレジット獲得の増加
- Maine クレジット獲得レートを 11% 増加
- 出雲クレジット獲得レートを 11% 増加
- Temeraire クレジット獲得レートを 11% 増加
- Friedrich der Große クレジット獲得レートを 11% 増加
- Dmitri Donskoi クレジット獲得レートを 5.5% 増加
クレジット獲得の減少
- Brest クレジット獲得レートを 5% 減少
- Petropavlovsk クレジット獲得レートを 5% 減少
- Brindisi クレジット獲得レートを 5% 減少
- Sejong クレジット獲得レートを 5% 減少

マップの変更

複数のマップで出撃に関する変更を実施しました。ここでのメインフォーカスは、角度をつけた状態で艦艇が出撃する状況が起こらないようにし、プレイヤーに戦闘開始時に動く方向により多くの選択肢を提供することです。もう一つのフォーカスは、出撃地点をより広く拡散させることで、マップを均等にカバーする状況を作ることです。

罠